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先送りせずに今すぐやる思考に変える3つのメソッド

行動の科学 書評

ダイエットや禁煙をしようと思ってもつい「今日はいい、明日からやろう」と思い、なかなか行動に移れない。よくある事です。

しかし、そのまま放置してしまうと確実に悪影響が出てきます。ある程度の年齢になってくると身体のあちこちに不調が出てきます。この不調は長年にわたり色々な事を先送りにしてきた結果と言えます。

では、先送りをせずにすぐやる思考に変えるためにはどうすればいいのでしょうか?

行動の科学』の著者マイケル・ボルダックは少年の時に父親が母親を殺害するという経験から重度の吃音症になり、自暴自棄による非行行為を繰り返していました。

そんな著者を救ったのが「学び」でした。どのようにして先送りばかりしていた自分の思考を変えていったのか。

行動の科学』ではそのメソッドについてわかりやすく書かれています。今回はその中から3つのメソッドをご紹介します。

ワクワクする長期的目標をもつ

脳は、短期的(瞬間を楽しむ)、あるいは長期的(過程を楽しむ、持続可能な幸福)な快楽を与えてくれるものに近づこうとします。後者の快楽を追いかけれないと、いつも短期的な快楽の誘惑に負けてしまいます。(p.87)

ダイエットを例にあげると、長期的な目標がなければ短期的な快楽に負け、つい間食をしてしまうという事はありがちです。

長期的な目標を持つことで、短期的な快楽の欲求に勝つ事ができ行動に移すことができます。

ダイエットを例にあげると体型がよくなり異性からモテるという具合にワクワクする未来を想像できる長期的な目標を立てる事が行動を起こすために必要なのです。

ダイエットに限らず仕事にしても勉強にしても長期的な目標を持つことが大切です。

ワクワクする目標を作りましょう。

少しずつ負荷を上げていく

まずは無理のない範囲で快適な領域を出て自分に負荷をかけ、それに慣れたらさらに快適な領域を出て、また自分に新しい負荷をかける。これを繰り返していけばいいのです。(p.91)

人間はいきなり無理をして行動しても継続する事ができません。習慣化するためには、初めは小さな行動から続けていくのがポイントとなります。

以前ランニングの習慣化について記事に書きましたが、ランニングを始めた時は、少しずつでも毎日走るように意識していました。そして、徐々に距離を延ばし、習慣化する事に成功しました。これは筋トレなどでも同じ事です。少しずつ負荷をあげていきましょう。そもそもランニングも筋トレも無理をしていきなり負荷をかけすぎると体を壊してしまいます。

まずは小さく。少しずつ始めましょう。

ただし、禁煙だけは別です。経験上タバコの本数を徐々に減らしてやめようとしてもやめれません。禁煙はスパッと一気にやめてしまう方が成功しますのでご注意を。

間違った思い込みを壊す

自分にはこのゴールを達成することができない、実現することはしばらく無理だと感じていたら、私たちは必要な行動をとることをせず、先送りしてしまいます。(p.102)

大きすぎるゴールを設定してしまうと、自分には無理だと思い込みます。逆に小さすぎるゴールはモチベーションを喚起させてくれません。

よくありがちな話で、大きすぎるゴールを設定し失敗。挫折し自尊心が傷つけられすぐに達成できる簡単なレベルのゴールを設定してしまう。これでは負荷がかけれず成長するはずがありません。筋トレに置き換えるとよくわかりますが、負荷をかけないと筋肉は成長していきません。

では、どの程度のレベルでゴール設定をすればいいのでしょうか?

ゴール設定をする時の最適な基準は50%程度の確信度を感じるレベルでゴールの設定をするのが望ましいとされています。

高すぎず低すぎないゴール設定を立てましょう。

まとめ

先送りの行きつく先は死であると著者は言います。

とにかく行動する事が必要です。本を読んだからとそれで満足するのではなく、行動に移さなければ意味がありません。

ですが、行動を起こした時に失敗する事も必ずあります。そこで自尊心が傷つけられ動けなくなってしまえば先送りスパイラルに戻ってしまいます。

失敗したのは、決して自分がダメな人間だったからではなく、もっと何かを学ぶ必要があったということです。そう、失敗とは「何かを学び、考え方なりやり方を変える必要がありますよ」というサイン、単なるフィードバックなのです。(p.109)

気をつける事は失敗を正しく認識する事です。以下のポイントを意識する事で失敗を一時的なものととらえ、力に変えていく事ができます。

  • この出来事のよい点はなんだろう?
  • 何がまだ完璧ではないだろう?
  • 望む状態を実現するために、進んで何をやるか?
  • 望む状態を実現するために、何をやめるか?
  • どのようにそのプロセスを楽しむことができるだろうか

野球界の名監督と言われた野村監督は「失敗と書いてせいちょうと読む」と言いました。行動を起こさなければ失敗する事はないでしょう。しかし、動かなければ成長する事もありません。たとえ失敗したとしても、そこから学ぶ事こそが大事だと私は思っています。

ワクワクする長期的な目標を持ち、少しずつ自分に負荷をかけ行動していき、失敗しても修正しながら前に進んでいく。これはブログの世界にも当てはまる事で、どの世界でもこれができる人が成長していく人なのです。

本書では、他にもわかりやすく具体例が書かれています。なかなか行動に移せず自己嫌悪に陥っている人は是非一読を。

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