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ミニマリストなステーショナリーディレクターがモノを少なくして快適に働くためにやっている3つのTipsと使用している文房具

モノが少ないと快適に働ける



「必要最低限」という言葉がありますが、それとはちょっと違い、私はこれを「快適最小限」と呼んでいます。本当に必要なツールだけで仕事をしてみる。すると、それはとても心地よいのです。(p.5)



最近何かと話題のミニマリスト。

この『モノが少ないと快適に働ける: 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術』では極端なミニマリズム思考ではなく、よりよいパフォーマンスを出せるためにどう工夫していくかが書かれている。

ただモノを捨てるという事だけに執着するミニマリストとは違い、いかに効率よく仕事をしていくか工夫されている。

基本的な考え方は2つ

  • ためずに流れを作る
  • 器のサイズを意識する


今回は著者が具体的にどう工夫しているのかをご紹介する。

書類処理の流れを作る


処理してゴミ箱へというと、ドライに聞こえるかもしれないが、自分というフィルターに情報を通過させているイメージだ。(中略)それらがいつか、企画を考える時などに、ふと思い出されることもある。(p.64)


仕事や生活をしていると、どうしても増えてくるのが書類。

著者は書類の流れをうまく作っている。

  1. アクティブ書類
  2. スキャン用書類
  3. 保存用書類
  4. ゴミ箱行き


すぐに使う書類はアクティブ書類として、手元に置いておき、終了したプロジェクト資料やカタログなど、今後参照するモノはスキャン用書類としてファイルに置いておき、1カ月に一度スキャンし捨てる。残しておくべき書類は保存用としてファイルに置いておき、3カ月に一度見直しするといった流れだ。

基本的にはスキャンして捨てるというスタンスだ。捨てていても、情報を自分に通しておくことで、何気ない時にアイデアに昇華していくという考え。これは、『乱読のセレンディピティ』で外山滋比古が提唱していた事と同じだ。

本や名刺についても同じような流れだ。
本は気になった言葉を手書きで手帳にメモし、本自体は手放しているようだ。

ただやみくもに捨てるというのではなく、ひとつひとつ判断して処理をしていっているところがポイントだ。

集中度を途切らせないデスク環境作り


自然に目や手が届く定位置を決めておけば、いちいち頭の回転を止めたりせず、サッと確認できる。わずかなことのようだが、仕事の集中度という点でこの効果は思いのほか大きい。(p.89)


著者も以前は多くの仕事道具に囲まれて仕事をしていたそうだが、必要最低限のモノしか持ち込めない、レンタルオフィスを借りるようになり、やるべきことに集中し没頭できるようになったという。

気をつけているところが、モノを入れる場所を用意しないというところ。人間は入れるところがあると、いっぱいにしてしまう習性がある。

そのため著者のデスクには引き出しがない。その代わりにペンケースよりやや大きいツールボックスを使用している。そこにはシャーペンなど本当に使う必要最低限のモノしか置いていない。

また、付箋や文房具などをすぐに取り出せる環境にしておく工夫も面白い。さながらデスクのコックピット化というわけだ。

私も職場に多くのペンを用意してあるが、結局使うモノは限られているし、使いたいモノを探す手間や時間がかかってしまう。もう少し減らして使うようにしていきたい。

著者の使っているお気に入りの筆記用具などの紹介もあり、文房具好きとしては興味深い内容だった。著者は感情をのせる事ができる万年筆を気に入って使っているみたいだ。

その日やるべき分量を把握する時間管理


仕事をしていてストレスを感じるのは、物理的な忙しさよりも、その仕事を自分の意志でやっているか、まわりの状況でやらされているかの違いが大きい。自分でやろうと決めたものであれば、苦にならず進んでやりたいと思える。一方、だれかに言われたものだとなかなかやる気が出てこない。(p149)



スケジュールはマンスリー手帳のみを使用し、長期に渡るプロジェクトについては、工程表を使って管理。TodoについてはGTDを概念にTodo全集というメモ帳に集約している。

【関連】DraftsでGTDが捗る!私のDrafts4の使い方

ここまではよくある方法だが、少し変わっているところが、このTodo全集は自宅に置いておくというところ。その代わり、職場には時計式のTo Doメモ帳を持っていく。そこに、その日やるべき事のみを時間帯ごとに割り振っておく事で、やり切れる分量を把握している。また、時計式にしておく事で、自分が最もパフォーマンスが出せる時間帯に重要な仕事を振り分ける事ができる。

まとめ



少し前にミニマリストがネット上で叩かれるという事が話題になっていたが、ただモノを少なくするのが目的ではなく、本当に自分がやりたい事を、より良いパフォーマンスでできるようにするためにモノを減らすというところは共感できる。

特に書類の管理は最近Evernoteを有料プランにして容量を持て余しているので、早速取り入れていってみようと思う。

【関連】


この他にも、「何もしない時間を大切にする」や「1人で飲みに行く」など、面白い考え方をしているので、是非一読を。

著者はステーショナリーディレクターだけあって、使っている文房具を見るだけでも楽しい。

最後にこの本の中で紹介されていたモノを紹介しておく。

LEGAL ENVELOPE | POSTALCO

TOOL BOX | POSTALCO





































Wrote by Taka

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