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生き方を変える 自分を高める読書方法

読書



読書をする人は年々減少傾向にあるという。テレビにスマホ、ゲームなどの娯楽が溢れ、暇な時間はいくらでも潰せるし、情報を得ることもできる。本を読まなくても生活には何も支障がない。

それどころか本を読む事を有害だと言う人さえいる。

確かに、本を読んでも行動に結びついていなかったり、自分の頭で考えなければ有害になるという事もありえるだろう。

では、どう本を読めばいいのか。

「深読み」読書術」では、本をどう選び、どう読み、どう自分を高めていくかを学ぶ事ができる。




読書から得られること


本を読む事によって、物事とその関係を整理して理解し、その軽重、有用無用、意味無意味を判断するという訓練が、自分で意識しないうちにできるようになる。(p37)




言葉はたんに動物的な意思疎通の機能だけがあればいいというものではない。ある程度の深さまで互いの含むところや真意が伝わらなければならない。多くの語彙はそのために必要とされているのだ。たんに意志や欲求を伝えるだけでいいのなら、発生された言葉はもう言語ではなく、動物の啼き声とほぼ変わらなくなるだろう。(p.41)



まず、気になるところが読書をすればどういう利点があるのかという事だが、この本では次の2点が挙げられている。

  • 客観的に物事を見る事ができるようになる事
  • 語彙が増える事


読書をする事で、語彙が増えるのは当然の事だが、私の場合、わからない言葉が出てきた時はその場ですぐに調べる事にしている。このすぐに調べる事が大切で、気になった時に調べると記憶に残りやすい。今はiPhoneという便利なツールがあるので、利用しよう。

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本の選び方


本から得られる効果はわかったとしても、一体どんな本から読んだらいいのかわからないというのが自然だ。

書店での選び方のポイントは

  • 目次を見る
  • 参考文献を見る
  • 見なれない外国語やルビ(振り仮名)をつけていない難しい漢字を多用している本は避ける
  • 肩書きを頻繁に出している本は避ける
  • 内容が簡単に理解できる本ではなく、自分の考えとは違うが、参考になるかもしれない本を選ぶ
  • 結論部やあとがきを見る


と言った具合で、本をよく読んでいる人には当たり前の事かもしれないが、これから読んでみる人には参考になるだろう。

著者は古典を勧めている。確かにロングセラーの本は長く売れ続けているだけあって、それだけ価値がある本が多い。だが、私はいきなり難しい本を読むより、自分が読みやすいと思う本から読み、徐々に慣れていく事をおすすめする。

私が本を選ぶ時はiPhoneアプリやお気に入りのブログを参考にしている。

【関連】本選びがはかどる6つのアプリと5つのブログ

【関連】新たな本と出会え本をきっかけに繋がる事ができるSNSアプリ「Stand」

他にも読んだ本の中で紹介されている本を次々と読んでいく芋づる式もおすすめの方法だ。


本の読み方



書物と自分の間に距離をとり、他人の考えを観察する態度で読む事が必要になってくる。他人の喧嘩や悩みがはたから見ればひどく単純に思われるように、書物に何が書かれているかは、冷静な頭で判断しなければならない。(p.134)



のめり込むのではなく、一歩引いた態度で読む事が必要という事。本が何を主張しているのかを冷静に掴まなくてはならない。

読み方の要点は

  • 書物の主張、あるいは結論が何であるかをはっきり知る
  • その主張や結論を導いた根拠を押さえる
  • その根拠の前提となっているものが何かを押さえる


この3点。

小説などのストーリー性がある本には当てはまらないが、考えを主張している本を読む時は、心がけるようにしたい読み方だ。

この読み方をする際に気をつけたいところが、本を読む時に引く線だ。

通常、自分が気になったところに線を引きがちだが、本の主張を掴むためには、自分が大事だと思うところではなく、書物が主旨として記している部分に線をひくようにしなければならない。

これは、齋藤孝さんが提唱している3色ボールペンを使った読み方に通じるものがある。



まとめ




純粋に楽しむ読書をするのもいいが、何かを得たい、成長させたいと思って読むなら今回紹介した読み方は参考になる。

あえて付け加えるなら、本を読み、学んだ事の中で何か一つでも新しく自分の行動を決めると、より成長できるだろう。

この本で著者が繰り返し主張している事を一言で表すと、「本を読み自分の頭で考えよ」という事だ。これは読書に限った事ではない。結局、何からでも学びを得るかどうかは本人次第だ。

すべて読書から始まる。本を読むことが、読書なのではありません。自分の心の中に失いたくない言葉の蓄え場所を作り出すのが読書です。 ~読書からはじまるより~



Wrote by Taka

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