TOP > Books > 読書レビュー > This Entry
Books

宇野千代に学ぶ幸福になる考え方

宇野千代

少し前にすみれさんが(@sumire20120524)ブログの中で紹介していた宇野千代さんの本が気になっていました。なんでも読み込みすぎてすみれさんの一部になってしまっているとの事。

何にもしたくない日にオススメ。個人的にゆるゆるだと思う3冊を紹介します | Sumirexxx

何にもしたくない日にオススメ。個人的にゆるゆるだと思う3冊を紹介します

sumirexxx.com

紹介されている本はなかったんですが、変わりに『幸福の言葉』という本を読んでみました。

恥ずかしながら宇野千代さんの事はあまり詳しく知らなかったんですが、何でもあの芥川龍之介の小説のモデルにもなったそうです。

この本は名言集なのですが、味わい深い言葉が多くありました。その中で自分が気に入った言葉を紹介します。

幸福の言葉から16選

考え方について

「私は生きている」という発想から「私は生かされている」という発想に転換するとき、周囲をとりまく自然の不思議さ、ありがたさに気づくのである。

生かされている」という発想になれば何事にも感謝できるようになります。

けれど、普通に過ごしていてもなかなかこういう考えにはならないですよね。死の淵を経験した人はこういう考えに転換される事が多いようです。

東日本大震災後のインタビューでも、まだ子供の年齢の人でもすごく大人な考えを持っている人が多いのが印象に残りました。正直私よりも大人です。

私はまだまだこういう発想には至ってませんが、この言葉を忘れないようにしたいです。

男は仕事をするときに、はじめて人間性を取り戻します。

仕事をする事で人間性が磨かれるのは納得です。男は女性に比べるとどうしても子供っぽいですからね。私はそれほど強い人間ではないので、仕事をしていなかったらどうなっていたかわかりません。

フリーで働いている方で自分を律する事ができる人は本当にすごいと思います。

言葉は言葉をひき出す。前の言葉があとの言葉もひき出す。その自分の言葉でもっと興奮したり、腹を立てたり、もっと深くなったりする。言葉が先に立って感情を支配する。

私も恥ずかしながらカッとなる時がありつい声を荒げる事もありますが、そういう時はたいてい余計に興奮する事になります。

もしカッとなった時はひとまず深呼吸をするのがいいのかもしれません。

よく世間には「自分には運がない」と言う人がありますが、私には、自分の事を運がないと言う人は、何だか、卑怯な事を言っているように思われて、好きになれません。あなたも自分の事を、運の好い人間だと思うようになってください。きっと自分の思った通りになりますから、運というものは自分で拓くものです。

私もこういう愚痴っぽい人は苦手です。まず自分の中で精一杯やる事。こうしていれば悔いはないはずです。

人間と人間はこちらが信じた分だけ、相手もまた、こちらを信じるというのが私の持論である。

鏡の法則」というのがありますが、人から信じてほしければまず、自分が相手を信じなければ相手から信じてもらえるはずがありません。詐欺などもあるため一概には言えませんが、友人同士、恋人同士には当てはまる事だと思います。

恋愛について

愛とは人の心を喜ばせたいと乞い願う、純粋な善意の現れである。

「愛されたい」や「~してほしい」と相手に要求するばかりでは、本当の恋愛ではありませんよね。自分から相手のために見返りを求めず純粋に何かしてあげたいと思えるようになるのが本当の恋愛なのではないでしょうか。

恋愛は男と女と二人の人が一緒になって奏でる音楽です。ちっとも相手の気持ちを考えようとしないで、自分だけで夢中になっているのは、ほんとうの愛ではないのですね。若かった頃の私には、たったそれだけのことが分からなかったのでした。恋人の臆病な気持ちをそっとしておきましょう。ムリヤリに相手の気持ちを自分の思う通りにネジ向けようとするのは止めましょう。恋人の臆病な気持ちを突然驚かすのは止めましょう。嫌いになった相手を、追いかけないのが恋愛の武士道です。

これも先ほどの言葉と同じですね。嫌いになられたら潔く去るというのも愛なのかもしれません。

この言葉でBOØWYのある歌を思い出しました。『Memory』という名曲です。

二人の生活の休養所であるはずの家庭が、絶えず良人(おっと)の非を鳴らす警察署になってはいけない。

これは女性に向けた言葉ですが男性にも言える事だと思います。ついつい気になる事を指摘する気持ちはわかりますが、人間関係は正論だけではうまくいかない場合が多いですね。

生き方について

毎日の、この一瞬、一瞬が生きる事なのである。私は、この一瞬、一瞬、意識を明瞭にして生きなければならない。

過去の事を考えたり先のことばかり考えるのではなく大切なのは「」です。

忘れがちですが未来は自分が作っていってるんですよね。

よく生きることは、よく死ぬことでもある。一生懸命に生きたものは、納得して死を受け容れることが出来る、という意味です。

死ぬときに後悔しないように生きたいですね。新年になりやりたい事リストを作成しブログで公開している方もいますが、いい方法ですね。

人間の考えることは、ものごとを否定することと肯定することの、この二つしかありません。人に対してあの人はいい人だ、素敵な人だ、と思うことは肯定することです。どんな時にでも、ものごとをすべて肯定して決める習慣くらい、人間にとって幸福なものはありません。

同じ出来事でも捉え方次第で大きく変わってしまいます。

経営の神様と言われる松下幸之助さんが車と接触し海に落ちた時に「夏でよかった」と言ったそうです。普通なら腹を立ててしまう所ですが、捉え方次第でこうも変わります。

なかなかこういう考えにはなりにくいですが、何事も肯定的に捉えるようにしたいですね。

健康法というのは、体操をするとか、歩くとか、あれを食べるとか、これを食べたいとかいうことではない。いつでも、何か追いかけて行く目的があって、張り切っている状態のことだと、この頃、そう思うのである。

長寿を全うした宇野千代さんですが、その秘訣はこの「目的がある」という事なのかもしれません。

それに何か目的があってそれに向かっている人は若々しい感じがします。

幸福について

人間は、心の存在が、凡てである。心が、体を動かす。心が幸福を生む。幸福は幸福を呼ぶ。

心ひとつで行動が変わり運命も変わっていきます。

この言葉で有名な言葉

を思い出しました。

幸福は、遠くにあるものでも、人が運んでくるものでもない、自分の心の中にある。

よく幸せになりたいと言いますが、幸せは自分で見つけるものです。

私は毎日4行日記をつけていて、その日あったいい事、嬉しかった事、感謝した事を書くようにしています。

人間というものは考え方で自分の境地さえ変えられるというのが私の説なのです。人が聞いたら、吹き出して笑ってしまうようなことでも、その中に、一かけらの幸福を自分の体のぐるりに張りめぐらして、私は生きて行きたい。幸福のかけらは、幾つでもある。ただ、それを見つけ出すことが上手な人と、下手な人とがある。幸福とは、人が生きて行く力のもとになることだ、と私は思っているのである。

これも先ほどと同じで捉え方ですね。

自分の幸福も人の幸福も、同じように念願することの出来る境地まで、探し当てて歩いていく道筋こそ、真の人間の生きて行く道標ではないだろうか

これこそが人生の目標なのかもしれません。自分だけでなく人の幸せを考えられるようになる事。私はまだまだこの境地には至っていませんが、目標としたいですね。

まとめ

他にも心に響く言葉がまだまだありましたが、長くなるので今回はこの16の言葉を紹介しました。

いろいろと学ぶ事がある言葉ばかりでした。一貫して言っている事は考え方次第で幸せになれるという事だと思います。

なんだかうまくいかないと思っている人や、自分は不幸だと思っている人には是非読んでみて欲しい本です。きっと何か感じるものがあると思います。

宇野千代さんの小説や他の本も読んでみたいです。

いい本を紹介していただきありがとうございました。

では、今日はこの辺で!

映画化もされた代表作

Click to Copy Title & URL

Subscribe

"The path"の更新情報をチェックできます。

Recommend

The Path
Copyright © The Path 2012-2016.