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文章力を身につけたい方へ 11の注意点


photo credit: e_walk via photopin cc

文章というのは本当に難しく奥が深いものです。私もブログを書いている身として少しでも文章力をつけたいと思っています。

今回は文章について書かれた本の中で、特に自分が気になった事を紹介します。

読点を感覚で打たない



× 口はうまいが行動を伴わない人は尊敬されない。

○ 口はうまいが行動を伴わない人は尊敬されない。

私も正直読点は息継ぎをするところと思い込んでいました。

しかし、読点の最大の役割は1分中の要素を内容に従って大きくグループ分けする事だと著者は言います。関係の深い語句同士をまとめ、関係の浅い語句を切り離すことで、内容をスムーズに理解させる事ができるようになります。

この例で言うと「口はうまいが」と「行動を伴わない」という、その人の属性を分けてしまっているため、「口はうまいが」が宙に浮くようになってしまっています。

「口はうまいが行動を伴わない」をひと続きにし、主語である「人」にかける事によって主語・述語の関係をはっきりさせる事ができています。

こうしてみるとむやみに読点を打つのではなく、きちんと考えて打つ事が大切だと言う事がわかります。

「が」は逆説のときしか使わない



× 同県は「安心でおいしい水プロジェクト」をスタートさせた、その際に「行動浄水処理装置」を導入した。

○ 同県は「安心でおいしい水プロジェクト」をスタートさせ、その際に「行動浄水処理装置」を導入した。


「が」は逆説のイメージが強いため、「スタートさせたが」まで読むとその後何か困った事が起きてしまったと読み手は想像してしまいます。

読み手を混乱させないために、「が」はその後の内容が逆説の時だけ使うようにしましょう。

話し言葉を混入させない



× 私はイヌが嫌いだ。ちゃんとしつけていない飼い主が実に多い。なので、イヌの散歩道は避けるようにしている。結果、やっぱし余計な時間がかかって困る。

○ 私はイヌがだ。きちんとしつけていない飼い主が実に多い。それで、イヌの散歩道は避けるようにしている。その結果、やはり余計な時間がかかって困る。


話し言葉を混入させると何か幼稚な感じに見えますね。

「ちゃんと」を「きちんと」、「なので」を「それで」、「結果」を「その結果」、「やっぱし」を「やはり」にする事でかなり締まった印象になっています。

その他にもこのような例があります。

  • いろんな→いろいろな、さまざまな
  • ~けど→~けれど
  • ~じゃない→~ではない
  • すごく→とても、非常に
  • ~してる→~している
  • ~なんて→~などは、~とは
  • ~みたい→~のよう

ブログの場合はつい話し言葉で書いてしまいがちですので、気をつけたいですね。

「と」「に」「や」は最初の語句の後に置く



× 昨夜の会合には、山本、佐藤、田中石井が参加した。

○ 昨夜の会合には、山本佐藤、田中、石井が参加した。

三つ以上の語句を並べる場合は、最初の語句の後につけるのが原則。

挙げた以外の人もいる場合は、最後に「ら」「たち」を「など」を入れます。

  • 昨夜の会合には、山本や佐藤、田中、石井らが参加した。

今まで特に意識した事がありませんでしたが、この使い方はよくあるので覚えておきたいですね。

無駄を徹底的に削る



× ペットを飼えるマンションには、どのような設備が備えられているのか。市内のマンションでは、共用設備として、散歩から帰ってきた時のための足洗い場や汚物ダストが設置されているほか、室内にはペットの感電防止のためにコンセントが高めの位置に設置されているというような配慮がされている。

○ 市内のペット可マンションには、共用設備として散歩からの帰宅時の足洗い場や汚物ダストがあり、室内コンセントがペットの感電防止に高めの位置につけられてある。


改善例の方はかなり読みやすくなっていると思います。文章は回りくどくしないで、大胆に削るほど伝えたい内容がはっきりしてきます。読む立場になった場合すっきりとした文章の方が読みやすいですよね。

ひらがなの方がやわらかく響く



× 生憎 御注文の品は只今切らしております。然しながら、其れに近い品が御座いますので、資料をお送りします。

あいにく注文の品はただいま切らしております。しかしながら、それに近い品がございますので、資料をお送りします。


明らかに漢字の方が読みにくくなっています。平仮名にした方が読みやすい言葉は平仮名で書くようにしましょう。難しい漢字を使用して知識をひけらかす必要はありません。これは横文字や専門用語をやたらと使う人にも同じ事が言えると思います。社内向け文章なら専門用語を使ってもいいですが、一般向けに書かれた文章には専門用語は極力使わないようにしましょう。

「まず」「そして」などの接続詞を極力削る



× 私がこの仕事に向いていると思う理由は、以下である。まず、人と接するのが好きなこと。そして、人の役に立つことに喜びを見出せること。さらに、相手の立場を想像できること。

○ 私がこの仕事に向いていると思う理由は、以下である。人と接するのが好きであり、人の役に立つことに喜びを見出せ、相手の立場を想像できる。以上である。


つなぎ言葉はほとんど不要。接続詞を使わない方が文章はやわらかくなります。
無駄を徹底的に削るためにも、必要のないつなぎ言葉は削除しましょう。

「て」でつなぐか「、」で分けるか



× 彼は猛烈に努力しよく遊ぶ。

○ 彼は猛烈に努力しよく遊ぶ。


文章を「て」でつなぐか「、」で分けるかで意味が変わってしまう場合があります。この例で言うと、前者の場合よく遊ぶための努力を猛烈にしていると受けとられてしまいます。後者のように「、」を打つ事により先の事柄が完了してから後の事柄をすると理解できます。

「~たいと思う」を使わない



× 世間をお騒がせし、申し訳ありません。心よりおわびしたいと思います

○ 私どもが不祥事を起こし、申し訳ありません。心よりおわび致します

「~したい」は話者の希望や要望を、「~と思います」も自分の思いを伝える表現のため二重表現になってしまいます。
何より「おわびしたいと思う」では誠意に欠けた表現になってしまっています。後者の方が潔い表現になっています。

私もブログでこの表現をよく使ってしまいがちなので気をつけたいところです。

「で」と「に」を使い分ける



× 運動会の朝、すでに各チームの旗が校庭並んでいる。

○ 運動会の朝、すでに各チームの旗が校庭並んでいる。

人の意志による行為には「で」を、物の在りようには「に」を使います。

例の場合、主語が各チームの旗、つまり「物」ですので「に」を使うようにします。

行き先を示す「へ」「に」「まで」



× その事件が会社倒産までの引き金になった。

○ その事件が会社倒産の引き金になった


「へ」は方向、「に」は目的地、「まで」は過程を表します。「へ」は移動の方向を表し、「に」は移動先(帰着点、目的地点)を、「まで」は移動のプロセスに重きを置いてます。

例の場合で言うとその事件がきっかけで会社倒産へ向かうため、方向を示す「へ」を用いるようになります。

その他の例として

  • 指先を人の顔へ向けてはいけない。(向ける立場からの発言)
  • 指先を私の顔に向けないでください。(向けられる立場からの発言)

このようにそれぞれの立場で表現が変わってくるので気をつけましょう。

さいごに



日本語というのは奥が深いものですね。
今回は私が特に気になったものを例として出しました。まだまだ他に知らなかった事も多くあり勉強不足を痛感しましたが、文章力は努力次第で向上していくと信じています。

いろいろと技術的な例を出しましたが、やはり1番大事な事は読者(読み手)の立場になって文章を作り上げて行く事だと私は思っています。これはブログにおいてだけでなく、仕事での文章においても全く同じだと思います。

今回紹介した本はいろいろな具体例を挙げたわかりやすい説明をしてくれていますので、是非読んでみて下さい。

では、今日はこの辺で!


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