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人を動かすシンプルな方法とは


photo credit: yeahbouyee via photopin cc



チェスの駒は簡単に動かせそうなものですがなかなかそうはいきません。人を動かすというのも本当に難しいものです。
しかし、私たちは生活をしている以上多かれ少なかれ人を動かす必要があります。それはセールスの方や管理職の立場にある人だけに必要な事ではありません。

あのアメリカの著名作家ダニエル・ピンクの新著「人を動かす、新たな3原則」ではその秘訣が書かれています。

今回はその中から私が印象に残った事をまとめてみました。

問題を見つけ出す


現在、優秀なセールスパーソンは″訊ねる″ことが得意でなくてはならない。可能性を明らかにし、隠れた論点をあぶり出し、思いもよらない問題を見つけ出すということだ。(P.147)



かつては「情報を入手すること」「疑問に答えること」がセールスパーソンに求められる能力でしたが今は「問題を見つけ出す事」が重視されています。

先日書いた記事でも触れましたが、問題解決能力はセールスパーソンのみならず全てのビジネスパーソンに求められる事だと思います。

参考▶︎積読本の解消に!読書を続けていくための6つの習慣 - The Path

これはインターネットの発達により情報を入手する事は誰にでも簡単にできるようになった事が影響しています。下手をすると顧客の方が商品に詳しかったりします。著者は「売り手は気をつけよ」と訴えています。今は「買い手」よりも「売り手」の方が気をつけなければならない時代なのです。この事に気づいていない人が案外多いのではないでしょうか。

3つの質問


  • 知ってもらいたいことは?
  • 感じてもらいたいことは?
  • 行動してもらいたいことは?

この3つの質問にしっかり答える事ができるようにする事できちんとした発信・発言ができるようになります。

これはブログにもそのまま当てはまる事だと思います。この軸がないと何が言いたいのかわからない記事になってしまいます。自分はあまり意識していなかったのでこれは気をつけたいですね。
もちろんブログ以外でも人を動かすためにはこの軸、つまり自分の考えをしっかり持つ事が大事です。

「でも」の変わりに「それで」を使う


「はい、それで」は、単なる技法ではありません。一つの生き方なのです。(P.212)


ついつい否定的な言葉を使ってしまう人は要注意です。人の言った事に「でも」と否定しても話は前に進んでいきません。私もつい使ってしまいがちなので気をつけたいです。


人間の本質


人間と他の種を区別する特質のなかには、理想主義と芸術性の結合がある。世界をより良くしたいという欲求と、欠けているとは気づかれなかった何かを世界に授けたいという欲求のことである。他人を動かすために、人間の本質であるこの崇高な側面をないがしろにする必要はない。現在、その側面を受け入れることが求められている。売るは人の常なりと念頭に置くこと、これに尽きるのだ。(P.239)


人間の本質として奉仕したいという欲求があります。

身近な例として病院での勤務者に手洗いを促進するための表示として何が最も効果があったかという実験がありました。

  1. 手の衛生はあなたを感染から守ります
  2. 手の衛生は患者を感染から守ります
  3. ジェルをつけて手を洗うだけ


どれが1番効果があったかというと2番目の患者への影響を訴えた表示だったそうです。

確かに人は誰かの役に立ちたいという欲求が心のどこかにあるのかもしれません。人を動かすためにはこの人間の本質を忘れないようにしなければいけません。

まとめ




結局のところ人を動かすには人間味をもたす事、人として接することが大切という当たり前の答えに行き着きます。
しかし、これがなかなかできていないというのが現実ではないでしょうか。近頃話題のブラック企業なんかはこれができていない典型的な例でしょうね。

少々難解な言い回しがあったりして読みにくい所もあるかもしれませんが、是非時間をかけてじっくり読んでみてください。
いろいろと考えさせられる本でした。





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