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BOOKOFF創業者から学んだ、部下のやる気を引き出す方法


photo credit: NwongPR via photopin cc




「すき家」や「ワタミ」など労働環境の問題が何かと話題になっている飲食業。

飲食業で利益を出し続けていくのは厳しいのかもしれません。

しかし、そんな飲食業に置いても伸びているお店もあります。

ビジネスで成功するためには、差別化をいくつつくれるかが勝負です。
「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」の差別化とは、まず、原価率を高くして、優秀な料理人によって価値を高めていく。そして価格を、大衆の手に届くところにきちっと決めるという事に取り組んできました。(P.70)




「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」は低価格でミシュラン級の一流料理人が作る料理が楽しめるお店です。

私がこの本で注目したのはただひとつ。

いかにこの超一流の料理人のような優秀な人材を手に入れたかです。

幸せを感じるビジネスモデルを作る


飲食店が企業となり、大きくなっていって、品質の均質化を追求して機械化を進めていくと、冷凍食品や調理済み食品を使うことになります。こうして、お客さまがわざわざ来店して食べる料理から「おいしさ」が消えることになります。
私は、たくさんの料理人と面接して気付きました。
それは「飲食店にとって大切なのは、料理人に裁量権を与えることだ」と。
アイデアと技術のある料理人が、その腕を十二分に振るうためには、切磋琢磨する環境が必要になるでしょう。
料理人に裁量権を与えることは、その出発点となります。
そして、会社に10店舗あったとすれば、裁量権を持ったそれぞれの料理人がお互いに刺激し合い学び合っていくことでしょう。こうして同じ社内で競争するとなれば、各店のデータがすべてわかった上での競争になるので、力が付くこととなります。(P.56)



料理人に裁量権を与えることでやる気を最大限に引き出す事できるという事です。裁量権があると、料理人はまるで自分で店をやっているような気持ちになるでしょう。

そうすると当然いろいろな工夫も考えるし、責任感も出てくると思います。

これはまさに、経営の神様・松下幸之助氏が、常日頃から言っていた「社員稼業」という考えそのものだと思いました。

口で言うのは簡単ですが、よほど信頼していないとできないことです。逆に言うと任された料理人は絶対やる気が出ると思います。

他にも3ヶ月に1度、グループごとの経常利益の20%を従業員に分配する制度を作っているそうです。自分たちが稼げば稼ぐほど分配金が上がる仕組みを作っているわけです。

確かにこれだと幸せを感じます。

お金が全てではないけど、自分の頑張りが報われるのはやはり嬉しいものです。

まとめ




私は一流のお店で働く料理人が、どうして一流の店を辞めてまでこの店で働くようになったのかがすごく気になりました。
しかし、読んでいるうちに納得しました。

部下に裁量権を任せ頑張れば頑張った分自分に返ってくる、これでやる気が出ないはずがありません。

料理人だけに限らず仕事にやりがいを感じていない人の多くはここに問題があると私は思います。

経営者の方やこれからお店や会社を開く人には是非読んでもらいたい本ですね。

他にも「利他の心」や、「著者の生い立ち」などなどが書かれています。

それにしても、この著者はなんと今年で74歳!だそうですが、その方を叱る事ができる師の稲盛和夫氏はやはり偉大な方ですね!!



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