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自己啓発の科学的検証結果 「その科学が成功を決める」


photo credit: Stuck in Customs via photopin cc



何気無く手にとった本ですが、面白かったので紹介します。

自己啓発本の数々のメソッドを科学的実験で検証して紹介するといった内容です。

目次

  • 実験I「自己啓発」はあなたを不幸にする!
  • 実験Ⅱ「面接マニュアル」は役立たずだった!
  • 実験Ⅲ イメージトレーニングは逆効果
  • 実験Ⅳ まちがいだらけの創造力向上ノウハウ
  • 実験Ⅴ 婚活サイトに騙されるな
  • 実験Ⅵ ストレス解消法のウソ
  • 実験Ⅶ 離婚の危機に瀕しているあなたに
  • 実験Ⅷ 決断力の罠
  • 実験Ⅸ 「ほめる教育」の落とし穴
  • 実験X 心理テストの虚と実


さまざまなメソッドの検証結果が紹介されていますが、私が特に印象に残ったメソッドを紹介します。

悩みを他人に相談しても気持ちは晴れない


書き出す事で、心理面でも肉体面でも大いに元気づけられ、健康が回復し、自信や幸福感が増した。文章には筋道や構成があり、出来事に意味をもたせ、解決に向かわせる力がある。ひとことで言えば、話すことは混乱をさらに深める可能性があるのに対し、書くことは系統立った問題解決への手段になるのだ。(p.20)



よく話を聞いてもらうだけで気分が晴れると言いますが、実験によると書くことによって解決へ向かうようになるらしいです。

確かに私自身もほぼ日手帳で一日を振り返り書き出すようにしています。

私の場合はiPhoneアプリを使ったデジタルツールと並行してやってます。

参考記事▶︎今年こそ日記を続けたい人に!どうしても日記が続かない私が日記アプリをEvernoteからDay Oneに変更した3つの理由 - The Path



デジタルツールだけでもいいんですが、書き出す方がスッキリするので、どうしてもアナログによる方法が捨てきれなかったんですよね。
今回その理由がわかった気がします。

ちなみに書き出す内容として著者がすすめているのが

  • 感謝の気持ちを表す文章
  • 理想的な未来を記す文章
  • 愛を表す文章


の3つです。
私がしている4行日記に近い感じがします。


サンドバックを叩いてもストレス解消にはならない


猛烈な勢いでサンドバックを叩いた学生は、終わった後叩く前よりさらに攻撃的になった(p.162)



サンドバックを叩く事はストレス解消にスッキリしそうですが、実際の実験結果によるとさらに攻撃的になるそうです。

では、どうすればいいかと言うと

むかつく体験からえたプラスのことがらについて数分考えるだけで、怒りや不快感を鎮める効果がある事がわかった。(p.164)



これはなかなか難しい事だと思いますが、これをする事で自分を傷つけた相手を許そうと考える気持ちが前より強くなり、相手を避けたいとか相手に仕返ししたいという感情が減るそうです。

これは実際にアメリカでは9.11の事件後、感謝、希望、やさしさ、リーダーシップ、チームワークといったプラス要素が、アメリカ人のあいだで高まったそうです。

これについては確かに日本でも東日本大震災以降同じ事が言えるかもしれません。

簡単にはできそうにはないですが、例として以下の事を考えるようにして、日常面でよくなった点を書き出す事をすすめています。

  • 前より強い人間になれた。あるいは自分の中に、それまで気づかなかった強さがあるのがわかった
  • 前より人生を大切に感じるようになった
  • 前より賢くなった。あるいは大切な絆が強まった
  • 前より自分の感情をうまく伝えられるようになり、嫌な関係を終わらせる自信や勇気がもてるようになった
  • 前より人に対する思いやりが深まり、人を許せるようになった
  • 自分を傷つけた相手との絆が深まった


まとめ



のっけから「自己啓発」はあなたを不幸にする!と書かれているので非常に興味が出て読みました。

実際には自己啓発本でよく書かれている事を否定しているわけではなく、実験に伴う検証をしているという感じです。やはり、科学的検証があると説得力が出るものですね。

他にもたくさんの実験結果があり、とても面白く読める本なのでまだ読んだ事がない人は是非読んでみてください。

最後に巻末にまとめられている1分以内でできる科学的に裏づけがあるメソッドを紹介しておきます。

  • 感謝の気持ちを育てる
  • 財布に赤ちゃんの写真を入れる
  • キッチンに鏡を置く
  • 職場に鉢植えを置く
  • 二の腕に軽く触れる
  • パートナーとの関係について本音を書き出す
  • 嘘を見抜くときは目を閉じ、相手の言葉に耳を傾ける
  • 子供を褒める時は、才能ではなく努力を褒める
  • 成功した自分ではなく、前進する自分をイメージする
  • 自分が遺せるものについて考える

なぜなのか詳しく知りたい人は是非本書を読んで見てください!
では、今日はこの辺で!!

▼現在は文庫本のみの販売のようです
その科学が成功を決める (文春文庫)

その科学が成功を決める (文春文庫)

  • 作者:リチャード ワイズマン
  • 出版社:文藝春秋
  • 発売日: 2012-09-04


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